【Cameraman and Editor's NOTE】17)青春映画

この作品は完全オリジナル、あそVIVA!劇場のための作品であって、他の劇場やオンラインで公開したところで、それはまったく別物になるだろうことは、ご覧いただいた方にはお分かりいただけると思います。
ただ、制作者として完全なオリジナルというものは存在するわけがありません。かならず作り出すものは、なにかの影響を受けて自分のものになっているはずです。
私が担当したうち、撮影パートで大きな影響を受けたものといえば、静岡でロケが行われたももクロの「幕が上がる」です。
それはこの場面を並べれば、よくわかっていただけると思います。同じ本番前の秒読みの場面です。

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基本的には青春映画なのですよ、本作は。
だから、ひたむきさを感じとり、ひたむきさを持っていれば元気になれると感じる、ひたむきさを失っていたとしたら自分が年寄り臭いと感じてしまう、そういう批評は正鵠を射ているのです。